心臓サルコイドーシスのPET-CT検査について
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- サルコイドーシスは、多くの臓器に肉芽腫を作る原因不明の疾患です。発生頻度が高いのは両側肺門リンパ節、肺、眼、皮膚、唾液腺、心臓、神経、筋肉などで炎症性肉芽腫(結節状の病巣)を作ります。
- 心臓に発生したサルコイドーシス(炎症性肉芽腫)を心臓サルコイドーシスと言いますが、不整脈(ふせいみゃく)や心機能障害(重症心不全など)を引き起こす、放置できない病気です。
- 心臓サルコイドーシスの心筋への活動性炎症(炎症性肉芽腫)、並びに治療中の活動性炎症(炎症性肉芽腫)の評価をFDG-PET検査にて行います。活動性の炎症を捉えるので、病初期の段階でも診断が出来るのが特徴です。 通常の全身FDGがん検査とは異なり、長い時間の糖質制限、絶食を行うことで、心筋の生理的代謝切替え(心筋の糖代謝→脂肪酸代謝)を促進し、心臓へのFDGの生理的集積を抑えた状態で検査を行うため、心臓サルコイドーシスの検査においては、厳しい食事制限が最も重要となります。
- 心臓サルコイドーシスは、初期に発見すればステロイド内服による薬物治療で病気の進行を抑えることが出来ることが知られており、初期段階での診断を行うのがFDG-PET検査の目的です。
- 現在、週5回(1日1症例)最大5件の検査枠にて心臓サルコイドーシス検査を行っています。
サルコイドーシスとは
心臓サルコイドーシスとは
心臓サルコイドーシス PET-CT検査
検査(心臓サルコイドーシスPET-CT検査)の目的
心臓サルコイドーシスPET-CT検査のスケジュール
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- ①運動について
- 日常生活は結構ですが、検査前日・当日の運動はお控えください。
- ②薬について
- 検査前日までのお薬に関しては、通常通りの使用で構いませんが、特別な治療のためのお薬で使用が制限される場合があります。詳細は主治医の指示に従って下さい。
- 検査当日の糖尿病の薬(内服・インスリン)は使用せず、ご持参ください。
- 糖尿病以外のお薬は使用していただいても結構です(高血圧の薬、鎮痛剤等、医師から処方されているお薬)。
貼り薬については検査時に外していただきますので、継続して貼られる方は、その分を別途ご用意下さい。
ご不明な場合は、当院までご連絡ください。 - ③食事制限について
- 検査24時間前からの食事制限がありますので、検査前日、昼12時以降は、以下の食事制限となります。
- 詳しくはこちらの資料をダウンロードしてください。
- 心臓サルコイドーシス検査のご案内 (PDF:640kb)
- また検査前日の18時以降は絶食となりますのでご注意ください。 糖分の入っていない飲料(水・お茶)のみ摂取できます。
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検査後は、通常通りの生活をしていただけますが、検査後24時間は、微量の放射線が体内に残っているため、その間は授乳や乳児・妊産婦との緊密な接触は避けてください。
また、使用するPET薬剤のFDGは、余った分等が主に尿とともに排出されますので、お手洗い後は、手洗いを心がけてください。
検査前日の注意事項
摂取してよいもの ・糖分の入っていない飲料(水は制限なし・お茶1リットルまで)
・肉(ハム・ベーコンも可能)、魚(焼き魚・刺身)、卵
・チーズ(甘みのあるチーズなど、糖分の含まれているものを除く)
・豆腐(絹・木綿)100gまで
・レタス、ほうれん草、小松菜、サラダ菜
・ブロッコリー小房5~6個まで、ピーマン1個まで
・きゅうり1/2本まで、キャベツ中葉半分30gまで
・塩、胡椒、しょうゆ、マヨネーズ、バター、油
※かつお節を使用した調理は可能摂取してはいけないもの
(厳禁)・糖分の含まれている飲料(ジュース・お酒など)
・炭水化物の含まれる食物(ご飯・パン・麺類)
※砂糖や人工甘味料も摂取できません。
・果物、イモ類、豆類
・乳製品、お菓子
・魚介類加工品、衣のついている揚げ物
・市販のたれ、麺つゆ、砂糖、みそ、みりん、顆粒だし
・ソース、ケチャップ、ドレッシング検査後の注意事項
心臓サルコイドーシスのPET-CT検査について
心臓サルコイドーシスのPET-CTの注意事項
AIC画像検査センター
ご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。
〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-1-16
医療法人社団豊智会 AIC画像検査センター (旧名称:つくば画像検査センター)
お問い合わせTEL 029-875-9970
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