造影検査とは
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- CTやMRI検査を行う際に造影剤というお薬を使用する検査です。造影を行うことで小病変の有無が明瞭となると考えられる場合など、造影により追加情報が得られる可能性が高いと判断される場合に造影検査を行います。
- 造影剤を利用することで様々な情報が得られますが、造影剤には副作用が発生する可能性があるため、以下の基準により造影剤使用判断を行っています。 ご理解の程、宜しくお願い致します。
- 詳細については、(2)造影検査 造影剤使用指針(MRI、CT、PET-CT)をご覧ください。
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造影検査 造影剤副作用歴 有の場合は造影不可
MRI(ガドリニウム)、CT(ヨード)気管支喘息 有の場合は造影不可
(注)気管支喘息ではなく、咳喘息であれば造影ができます小児喘息の成人後発作 有の場合は造影不可 腎障害 eGFR30未満は造影不可 透析中はCT可、MRI不可 薬剤アレルギー 有の場合は事前にお知らせください
過去に薬剤アレルギー症状がある場合は当院医師診察にて判断します感染症 有の場合は事前にお知らせください(肝炎、HIV、梅毒など) - 当院の造影剤使用指針に基づく禁忌事項・注意事項です。
検査前に必ずご確認ください。 -
種類・内容 造影の可否 備考 造影剤副作用歴 造影不可 MRIは金属アレルギー、CTはヨードアレルギー 気管支喘息の既往 造影不可 咳喘息/小児喘息であったが治癒した成人の方は造影可
喘息様症状のあった方は、気管支喘息であったかを受診時までにご確認ください。腎障害 造影不可 eGFR30未満は造影不可
※透析治療中の方はMRI 造影は不可、CT 造影は可
※不明の場合には、クレアチニンの値の測定をお願いいたします。
参考:eGFR男女年齢別早見表- eGFR30未満(オレンジ・赤)は、造影剤を使用できません。https://www.m-satellite.jp/eGFR.pdf
※6ヶ月以内の腎機能検査(血清クレアチニン)をお願いします。
※70歳以上の方でクレアチニン値の記載がない場合は、当日、簡易検査にて測定いたします。妊婦の方 原則
造影不可・どうしても使用しなければならない場合には適宜対応
・ヨード造影剤使用後、生後1週間以内に甲状腺機能をチェックが必要授乳期 要説明
原則造影可・MRI:Gd製剤は制限なし
・ACRのガイドラインではヨード造影剤は母親が不安な場合のみ24時間授乳中断
現在まで母乳を介した乳児の副作用が報告されていないこと、母乳から移行する造影剤量は乳児自身の検査で使用する量の1%以下であることを説明し納得いただければ授乳中断の指示はいたしません。ビグアナイド系糖尿病薬 休薬時
造影可造影CTを希望する(eGFR60未満)の腎機能低下を有する方へ
原則、検査前2日間、検査後2日の計5日間、ビグアナイド系糖尿病薬の休薬をお願いしています。
・休薬が叶わず来院された場合も検査はキャンセルとなりません。
・検査当日を含め、3日間の休薬指示を当院より行ないます。
・検査後、腎機能チェックをお願いいたします。
・腎機能低下を有する糖尿病患者にヨード造影剤を使用するとまれではありますが 乳酸アシドーシスを生じうる可能性があるとされています。 (予後不良で最近も死亡例の報告あり)
・腎機能に問題がなければ(eGFR60以上)内服OK
褐色細胞腫の疑い 造影CT
不可・ヨード造影剤の急速静注が契機となりクリーゼを発症した症例報告があります。
・内分泌学的検査で褐色細胞腫が強く疑われている場合の第1選択はMRIとし、MRIが施行困難な場合は単純CTを行います。重力筋無力症 造影CT
不可・ヨード造影剤による重篤な副作用の報告があるため、造影CTは施行しません。
・胸腺腫の検索には単純MRIが推奨されます。
・胸膜腫瘍播種の評価には胸部単純CTも有用であり、病態に応じて追加します。感染症 事前にお知らせください(肝炎、HIV、梅毒など) アレルギー 過去に薬剤アレルギー症状がある場合は当院医師診察にて判断します。
造影検査 検査前確認事項(造影有または一任の場合)
造影検査 造影剤使用指針(MRI、CT、PET)
- ご質問がありましたらお気軽にご相談ください。
造影検査とは
造影検査の注意事項
AIC画像検査センター
ご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせください。
〒305-0005 茨城県つくば市天久保2-1-16
医療法人社団豊智会 AIC画像検査センター (旧名称:つくば画像検査センター)
お問い合わせTEL 029-875-9970
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